グリムス 17年4—12月期/営業利益28.4%増/法人向け販売が好調推移

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 太陽光発電や省エネ商材の販売を行うグリムスの17年4—12月期(第3四半期)連結業績は売上高が前年同期比17・5%増の65億5000万円になった。営業利益は同28・7%増の8億円だった。一般消費者向け販売の売り上げが不振で減少したものの、法人向け販売が好調に推移。全体としては2桁の増収となった。
 一般家庭を対象に太陽光発電システムやリフォームなどを販売する「スマートハウスプロジェクト事業」の売上高は前年同期比8・6%減の26億4900万円、セグメント利益は同23・4%減の1億6600万円だった。太陽光発電は売電価格が低下している上、各種補助金の申請手続きの負担増により、受注から売り上げ計上までにかかる時間が伸びている。その結果、太陽光発電システム・蓄電池の販売が伸び悩んでいるという。
 一方で、法人向けに省エネ関連商材を販売する「エネルギーコストソリューション事業」の業績は好調に推移している。売上高は前年同期比18・1%増の31億円、セグメント利益は同31・7%増の9億5000万円だった。業務用エアコンやコンプレッサーなど、省エネ商材の、セット販売やクロスセルが好調で増収となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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