消費者庁/東レに措置命令/カートリッジ表記で景表法違反

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景表法違反とされる東レのセット商品

景表法違反とされる東レのセット商品

 ポット型浄水器のセット商品に景品表示法(景表法)に違反する表示があったとして、消費者庁は2月1日、東レに措置命令を下した。
 交換用カートリッジの箱(以下カートリッジ箱)には「カートリッジ4個入」と表示されているが、実際には、カートリッジ箱には3個しか入っておらず、浄水器「トレビーノ」本体に付属されているカートリッジ1個を合計した個数が4個となっていた。
 「あたかも合計で5個入っているかのような誤解を与える表現が景表法に抵触した」(消費者庁)としている。
 東レは17年2月~10月にかけて対象商品を販売。これまでに3234個を販売している(ネット通販を含む)。
 現在も卸先の販売店などで売られているが、東レは「販売店舗を訪れて対象商品に訂正シールを貼るなど、可能な限りの対応をしている」(広報室)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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