ダスキン17年4―12月期/家庭訪販は0.7%増に/11月に寝具を投入し、売り上げに貢献

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 ダスキンの17年4―12月期(第3四半期)におけるクリーン・ケアグループの売上高は、前年同期比1.1%増の861億2400万円だった。
 主力の一般家庭向けダストコントロール商品の売上高は、レンジフードフィルターなどの売り上げが減少したものの、フロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」「スタイルクリーナー」の売り上げが前年同期と比べ6%増収した。
 新規顧客接点の確保を目的に、販売に力を注ぐ「台所用スポンジ」の売り上げが同36.1%増と貢献。「ロボットクリーナーSiRo」、17年11月に投入した「羽毛布団」などの寝具の販売も堅調だった。03年から「ふとん丸洗いサービス」を展開する中で、「新しい布団が欲しい」という顧客からの要望に応えるために販売を始めたという。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同7.9%増だった。
 役務提供サービスは、好調を維持。当期から「ホームリペア(壁や床の補修サービス)」を本格的に導入した。「サービスマスター(プロのお掃除サービス)」「メリーメイド(家事代行サービス)」「ターミニックス(害虫獣の駆除と予防管理)」「トータルグリーン(緑と花のお手入れサービス)」の売り上げが増加したことに加え、ロイヤルティー収入が増加した。サービス時に使用する資器材などのFC加盟店向けの売り上げも増加した。
 利益面は、増収に伴う粗利の増加に加え、スタイルクリーナーなどレンタル製品投入減少による売上原価の減少と販促費などの経費減少により、営業利益は同11.8%増の118億6800万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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