ヤクルト本社17年4―12月期/「ヤクルト400類」が2.9%増/ウェブ受注で新規獲得に成果

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 ヤクルト本社の17年4―12月期(第3四半期)における、乳製品と化粧品の合計売上高は前年同期比3.8%増だった。ヤクルトレディ(YL)による宅配専用商品「ヤクルト400類」の販売本数は同2.9%増。1日あたり355万本が売れた。連結業績はアジアが好調で、増収増益になった。
 宅配チャネルは、乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト400」および「ヤクルト400LT」について、既存顧客の継続飲用の促進と新規顧客の獲得で新施策を展開した。
 17年10月に、ウェブ注文ができる「ヤクルト届けてネット」を関東地区限定で開始。開始から3カ月間で約5000件を受注。オートロックマンションに住む住民が注文全体の3分の1を占め、スマホからの注文は全体の6割を超えている。18年度(19年3月期)中には全国に対象エリアを広げる計画だ。3年後に4万3000件の受注(年間で新規申込)を目指している。
 宅配組織の強化を図るため、YLの働く環境整備を進め、採用活動を継続して実施した。
 化粧品は、オリジナル保湿成分「S.E.(シロタエッセンス)」の「価値普及」に重点を置き、基礎化粧品の主力ブランド「パラビオ」「リベシィ」「リベシィホワイト」を中心としたカウンセリング型訪問販売活動を継続して展開した。17年11月には、乾燥による小ジワを目立たなくするクリーム状美容液「エジティックス モイストリペア エッセンス」をリニューアル発売、化粧品売上高は前年同期比1.4%増の52億3100万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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