JADMA関西賀詞交/「使い方を変える」/インフラ、ノウハウは共通

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JADMAの関西賀詞交歓会であいさつするニッセンの逸見昌文執行役員(ホテルグランヴィア京都で)

JADMAの関西賀詞交歓会であいさつするニッセンの逸見昌文執行役員(ホテルグランヴィア京都で)

 公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都、阿部嘉文会長)は1月18日、京都市内で関西地区の賀詞交歓会を開催した。乾杯のあいさつに立ったニッセンの逸見昌文執行役員は大手EC事業者と比べて、「われわれが持っているインフラやノウハウは変わらない。使い方を切り替えれば、まだまだ伸びていける」との考えを披露した。
 逸見執行役員は今年の年始、基幹システムの切り替えによって、ニッセンのEC事業が10日間受注できなかったことを紹介。それに伴い電話受注に移行したが、サイト再開後は順調に推移しており「(当社が)つぶれることはないので安心していただければと思う」と語った。
 さらにセブン&アイグループ各社が今年から、各店舗に来店している顧客一人一人を一元管理していくことを紹介。不特定多数を対象にしてきたECについても、オムニチャネルをCRM戦略に切り替えることに言及し、「通販を通じてCRMに携わってきたニッセンのノウハウが多少なりとも貢献できて、われわれの事業にもプラスに働くのではないかと期待している」と述べた。
 厳しい状況の国内流通業界にあって、通販業界は伸びているし、さらに成長が期待されていることにも触れ、そのけん引役はアマゾンだと指摘。
 そして「われわれ自身が持っているインフラやノウハウはアマゾンと変わらない。ただ、使い方が旧態依然とした形になっている」とし、「使い方や発想を変えて、お客さまのニーズに対応していく切り替えができれば、まだまだ伸びていける」と語った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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