コスモス・ベリーズ/特別招待会で25%増に/ヤマダ電機の店頭で家電を販売

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 ヤマダ電機の100%子会社でボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、三浦一光会長)の加盟店が、ヤマダ電機の店頭を活用して販売会を行う「特別招待会(特招会)」の実績を増やしている。17年の特招会の総売上高は前期比25%増の1億933万円だった。開催回数も前年に比べ11回増やしたほか、1会場あたりの売上金額も14%増となり、電気店や燃料店、百貨店、農協の4業種が軌道に乗り売り上げを伸ばした。
 「特招会」とは、加盟店がヤマダ電機の店頭で家電などを販売することができる施策。加盟店は、既存顧客に対して商談会の案内を送付。案内を持参して来店した客を加盟店の社員が接客し、専門知識が必要な場合は、ヤマダ電機の販売員が説明する仕組みだ。
 コスモス・ベリーズでは、「特招会」を開催するメリットとして、(1)加盟店が定期的に「特招会」を開催することによって、売場も在庫も持たずに家電品を効率的に顧客に 継続的に供給が可能となる(2)長年培った信頼関係と顧客を知り尽くした生活提案ができる(3)定期的に顧客に接点を持て、コミュニケーションを図れる(4)案内チラシを送付後の電話でのフォロー確認が実績につながるーーーを挙げている。
 コスモス・ベリーズでは、訪販や食品宅配企業を中心に広く加盟店を募集している。
 修理ネットワークを強化

 コスモス・ベリーズは18年の方針として、加盟店が家電を販売した後のアフターフォローを強化する。サービスの一つとして「修理サービスネットワーク」の構築を進め、家電全メーカーの修理対応に向け、サービスマンの研修制度を導入し、IoT時代に対応できるサービスマンを養成している。
 地域の電気店や修理業者をネットワークしている日本家庭電化製品修理業協会(J―HARB)とタイアップ。同協会の修理サービスアプリに顧客が会員登録することで修理業者とマッチングする。18年5月の本格稼働を予定している。



パナシア/NB主宰企業支援を強化/決済、追加購入機能を充実
 ネットワークビジネス(NB)主宰企業の報酬計算代行など、総合支援サービスを提供するパナシア(本社大阪府、柴山正支社長)は、NB主宰企業向けのシステムに、仮想通貨決済や、簡単に追加購入できる機能を付加し充実させる。
 パナシアの顧客のメンバーズラウンジ(会員専用マイページ)の機能を充実させる。リピート購入しやすいように、簡易的なショッピング機能を追加した。多様な決済に対応するため、決済方法をウェブ上で変更できるようにする。複数のクレジットカードも登録できる。
 国内で普及が進んでいる仮想通貨の決済にも対応。ビットコインのほか、イーサリアムでの決済にも対応した。
 海外対応を推し進めるNBに対応するため、スペイン人スタッフが在籍。今後は韓国語や中国語が対応できるスタッフの採用も視野に入れており、多言語対応を強化する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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