シーボン17年4―9月期/微増収も大幅増益/閉店による人件費減少も影響

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 化粧品のサロン販売を行うシーボンの17年4―9月期(中間期)の売上高は前年同期比0.8%増の62億26600万円と微増だった。一方、営業利益は同585.9%増の2億4400万円となった。役員報酬の削減や、16年の岩手・盛岡のサロン閉店による人件費の抑制などが、利益確保につながった。
 売り上げは微増だったが、新規顧客の来店者数は前期に引き続き増加している。鉄道の駅や携帯電話の販売店、旅行代理店のロビーなどで行った、他企業とのコラボイベントがサロン集客に結び付いた。「最近では自動車の販売店などから、イベントに出店してもらえないかという依頼が入ることもある」(広報)と言う。
 16年6月に取り扱いを始めたオーダーメードウィッグも、既存顧客などから好評だという。17年11月14日時点で、オーダーメードウィッグを扱う店舗は全国で77店となった。人数は公表していないが、取扱店の増加に伴い、ウィッグの販売員である「ウィッグコンサルタント」も増員しているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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