アサンテ18年3月期/営業改革に一区切り/8月度売上、前年同月比で増収に

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宗政誠社長

宗政誠社長

 シロアリ防除施工を手掛けるアサンテが、コンプライアンス強化を目的とした営業改革による売り上げ低下の影響から脱しつつある。17年4―9月期(中間期)の売上高は、前年同期比2.1%減の78億2000万円だったが、8月度の月間売上高は8カ月ぶりに前年同月比で増収となった。営業改革の影響で同社の月商は17年1月以降、前年同月比で減収が続いていたが、同社はこのほど、今期の下半期(17年10月―18年3月)は復調傾向にあることを明らかにした。
 同社は11月10日に開催した決算説明会で、17年1月から継続しているコンプライアンス強化の進捗を報告。「このやり方を10~20年続けていけば、お客さまの信頼を獲得できると確信している」(宗政誠社長)と宣言した。
 同社は1月、全部門を横断的にチェックするコンプライアンス本部を設置、契約書面や営業資料、トーク内容などについて全面的な見直しを開始した。「サービス審査室」が、コンプライアンス強化のために用意した追加の営業資料を営業マンが渡しているか、適切な説明を行っているか等を顧客に直接電話で確認する取り組みを新たに始めるなど、コンプライアンスの徹底を図った。

(続きは、「日本流通産業新聞」11月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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