ダスキン中間期/家庭訪販、4期ぶりに増収/通期業績を2億円増収に修正

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 ダスキンの17年4―9月期(中間期)におけるクリーン・ケアグループの売上高は、前年同期比1.2%増の562億7800万円だった。家庭訪販事業はロボットクリーナーのレンタルが好調で、同1.8%増だった。中間期における家庭訪販事業の増収は13年4―9月期以来4年ぶり。好調な業績を受けて、クリーン・ケア事業における通期の売上高予想を上方修正した。
 家庭向けダストコントロール商品は、「おそうじベーシック3」のフロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」「スタイルクリーナー」の売り上げが前年同期比0.4%増で、全体の増収に寄与した。一方で、「家庭用ハンディモップ」は同6.3%減の20億3300万円、「床用モップ」は同5.4%減の56億6500万円、空気清浄機の「フィルター商品」が同4.9%減だった。
 顧客接点拡大のため積極的に販売する「台所用スポンジ」や「ロボットクリーナーSiRo」のレンタルも寄与し、全体では前年同期を上回った。
 役務提供サービスは、「エアコンクリーニング」が同7.9%増で好調を維持。今期から開始した「ホームリペア(壁や床の補修サービス)」に加え、「サービスマスター(プロのお掃除サービス)」「メリーメイド(家事代行サービス)」などの既存サービスが依然堅調に推移した。役務提供サービス全体の売上高は前年同期を上回った。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同2.8%増だった。
 10月12日には、5月15日に公表した18年3月期通期業績を上方修正。クリーン・ケア事業の売上高は前回予想比2億円増収とした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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