プエラリア問題/厚労省が指導徹底を通知/管理不足だと販売中止も

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 厚生労働省は9月22日、全国の都道府県に対して、プエラリア・ミリフィカを含む健康食製造・販売事業者に指導を行うよう通知した。製造管理など、指導した事項を行わない事業者に対しては、製品の取り扱いを中止するよう指導することも、厚労省は各都道府県に求めている。
 プエラリア・ミリフィカは、女性ホルモン様物質を含み、美容や豊胸、更年期障害対策をうたうサプリの原料として使用されている。摂取者から、生理不順などの危害情報を含む相談が増えているとして、国民生活センターが7月13日に注意喚起を行っていた。
 厚労省は9月22日、全国の都道府県の衛生主管部に対して、プエラリア製品の製造・販売事業者に指導を行うよう通知を行った。
 指導の内容は、(1)原料や含有量などを確認・管理する(2)パッケージに注意文を記載する(3)健康被害情報を収集するーーーなどを事業者に求めるもの。指導事項を実施しない事業者に対しては、「危害の発生を未然に防止する観点から、製品の取り扱いを中止するよう指導すること」を厚労省は各県に求めている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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