【訪販大手・食品宅配】子育て層の取り込み強化/将来の顧客育成も視野に(2026年10月15日号)

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ほこりについて楽しく学べる「魔法のおそうじワークブック」

ほこりについて楽しく学べる「魔法のおそうじワークブック」

訪問販売や食品宅配、食品通販企業において、成長に欠かせないのが、子育て層の新規顧客獲得だ。事業年数が長くなるにつれて顧客の年齢が高くなり稼働率が鈍化しているためだ。各社は新規顧客開拓のため、子育て層との接点づくりに力を入れる。ダスキンでは、子育て世帯向けワークブックの提供で、新たな接点を創出している。食品企業では、子育て層の時短ニーズを捉えたミールキットが人気で、離乳食のレシピの提供で顧客の支持を集める動きもある。こうして獲得した顧客家族も子どもの成長に伴って離脱してしまうケースも目立ち、成長時期に適したサービスの提案力が各社に求められている。

■【訪問販売】ダスキン、体験型ツールを強化

 ダスキンの訪販グループでモップなどのレンタルを手掛けるクリーンサービス事業は、今年7月から親子向け体験型プログラム「おそうじ探求プログラム」の提供を開始した。
 子育て世帯との接点をさらに広げるとともに、暮らしに必要不可欠なおそうじを親子で体験してもらうものだ。子育て世帯にモップなどの製品を知ってもらうきっかけづくりにしている。
 プログラムは、ほこりについて楽しく学べる「魔法のおそうじワークブック」や、ダスキンモップの2週間無料体験(ダスキンモップ2本と専用クリーナー)を提供する。子どもが暮らしの中で見つけた”気づき”を学びにつなげる漫画形式のワークブックやスマートフォンのカメラ、ダスキンモップを活用している。このプロセスを通じて親子でおそうじへの理解を深める機会を提供する。
 ダスキンのクリーンサービス事業部・HS企画運営室の渡邉美那子室長は「今回のプログラムをきっかけに、子育て世帯との関係を築きたいという加盟店が広がっている。本社には、子育て層向けのイベントで活用をしているといった声も届いている。今後の活用も期待している」と手応えを示す。

■【食品宅配・食品通販】オイシックス、子育て層のLTV高め

 オイシックスが展開する食品EC「Oisix」は今期(27年3月期)、「子育て前半から食べ盛り」に向けた取り組みに力を入れる。子どもの誕生から子育て卒業後で培ったこれまでの強みを生かし、価格や時間、量のニーズを満たすことで、子育て全期間におけるLTVの底上げを目指している。
 共働き世帯は、平日の夕食準備にかける時間と手間が大きな負担となっているため、献立に迷いや買い物の手間を減らす「Kit Oisix」や「デリOisix」を中心に、成長段階に合わせたメニュー開発や容量設計を進めている。
 小学校高学年から中学生がいる家庭に好まれるメニュー傾向をもとに、3人前の専用メニューを開発する。ストックしやすい大容量規格の商品ラインアップの拡充も予定する。
 OisixEC事業本部・販売企画室の神田聡美室長は「子育て層の会員がライフステージの変化に応じて継続的に利用いただけるようサービス作りをしていきたい」と話している。

(続きは、「日本流通産業新聞」 10月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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