訪販企業各社/ウェブ集客活用進む/都市部開拓・若返り狙う

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訪販各社のウェブ反響営業の取り組み

 訪販各社で、ウェブサイトの反響・問い合わせを訪問営業につなげる試みが進んでいる。訪問できない集合住宅の住民や、都市部の顧客、若い世代の開拓において、一部で結果も出始めている。今後、不招請勧誘規制が特定商取引法に盛り込まれるおそれがあることを見越して、新たな販売方法として導入する企業もあるようだ。クレームが起こりにくい販売形態として、今後さらに注目が集まる可能性がある。


■ウェブ専門の営業部も
 丸八ホールディングスは、15年6月にウェブサイト「おうちdeまるはち」を開設した。同サイトでは、寝具の販売とクリーニング、羽毛布団のリフォームについて、販売員の訪問依頼の申し込みを受け付けている。東京都と神奈川県の中心部だけでサービスを展開している。
 同社のサイトで問い合わせを行うと、同社の営業マンが商品を持って自宅を訪問し、勧誘を行う。
 同社では、ウェブ経由のアポイント専門の営業マンを置いている。通常の訪販とは、営業マンに求められる接客方法が異なることが理由だ。
 布団のクリーニング法などを検索した顧客をサイトに誘導するようにしている。同社の布団クリーニングサービスでは、一定の基準の下、他社製品であってもクリーニングの申し込みを受け付けている。営業マンが訪問した際は、布団の状態を確認、買い替えを勧める場合もあるという。
 サイトへの問い合わせは1日に数件でクリーニングが中心。サイト経由の購入者の平均年齢は44歳ほど。同社の既存顧客の平均年齢が約62歳であることを考えるとサイト利用者の若さが目立つ。
 同社はウェブ反響営業を、法改正に対する備えの一つとしても、位置付けている。不招請勧誘規制が導入されるかもしれないという危機感が、ウェブサイト開設のきっかけになったという。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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