日本流通産業新聞はこのほど、無店舗販売企業の売上高(24年4月―25年3月の間に迎えた決算期が対象)を調査し、通販560社、訪販233社をランキングにまとめた。無店舗販売企業の上位50社で集計した合計売上高は9兆3687億5900万円となった。前回の上位50社の合計値と比べて、7.8%増と伸びている。
1位のアマゾンが前期比5.4%増、2位のアスクルが同5.8%増、3位のMonotaROが同13.3%増と、売上高上位3社が軒並み増収となった。
上位50社のうち22社が増収、12社が減収だった。前回は増収が19社だったため、増収企業数は3社増加となった。
ジャパネットたかた、大塚商会、ミスミグループ本社と、上位10社でみても、6社が増収と、上位企業の増収が目立つ結果となった。
MonotaRO以外では、トラスコ中山が前期比15.3%増、マウスコンピューターが同21.6%増と2桁増収となった。
上位50社のうち、訪販企業は7社だった。ダスキン、ヨシケイグループ、日本アムウェイなどが上位に入った。ダスキンは前期比0.9%増、ヨシケイグループは同1.1%増となった。
通販では、QVCジャパンが0.6%の減収、ベルーナが0.7%の減収で、ほぼ横ばいだった。上位50社中に、2桁減収が明らかだった企業は見られなかった。
【無店舗販売企業 2024年度売上高調査上位50社合計売上は9.4兆円/前年に比べ7.8%の成長に(2025年8月7日・14日合併号)
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