本紙がこのほどまとめた「25年版化粧品訪販売上高調査」では、ランキング化した67社の合計売上高は、3095億28万円となった。前年と比較可能な23社で算出した実質成長率は、0.5%のマイナス成長となった。市場は完全にコロナ前に戻ったものの、さまざまなモノの値段が上がったことが影響。消費者の消費意欲が低下し、市場の縮小につながったとみられる。
■大手の減収基調続く
24年の化粧品訪販市場では、引き続き、ポーラや日本アムウェイなど大手が減収だった。ランキング67社中増収となったのが13社、減収だったのが10社だった。化粧品の売上高を明らかにしていない大手においても、横ばいか減収となった企業が多かったようだ。
化粧品の訪販・サロン販売大手のポーラでは、24年12月期において、販売員やサロンショップ数の減少が続いた。委託販売チャネルでは、成長店舗群の売り上げが伸長したとしているが、全体の減収の歯止めはかかっていない。
(続きは、「日本流通産業新聞 6月26日号で)
【2025年版 化粧品訪販売上高ランキング】市場規模は3095億円に/実質成長率は0.5%のマイナス/物価高で消費減退か(2025年6月26日号)
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