健康コーポレーション/持ち株会社制に移行/「RIZAPグループ」に社名変更

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 健康コーポレーションは5月16日、グループ戦略をより強力に推し進めるため、持ち株会社制に移行する方針を発表した。7月1日に通販事業を新設会社へ承継し、社名を「RIZAP(ライザップ)グループ株式会社」に変更する。
 健康コーポレーションは過去5年間で14社を買収するなどグループを拡大してきた。21年3月期までに連結売上高3000億円、営業利益350億円の達成を目指しており、今後もさらに企業を買収する方針を明らかにしていた。
 グループの管理体制を強化するとともに、グループ全体のシナジー効果を最大化するため、持ち株会社制に移行することを決めたという。
 現在、健康コーポレーションが展開している通販事業は、7月1日付けで新設する「健康コーポレーション株式会社」に承継する。パーソナルトレーニングジム「RIZAP」の認知度が急速に拡大しているため、社名も変更する。持ち株会社制への移行や商号変更は6月20日開催予定の株主総会で承認されることを条件としている。
 同社は5月16日、グループ体制を強化するため、外部の有識者による経営諮問委員会を設置した。委員会のメンバーには、経済学者の竹中平蔵氏やシティグループ証券・取締役副会長の藤田勉氏、フロンティア・マネジメントの代表取締役・松岡真宏氏が就任した。M&Aを中心とした経営戦略や経済・金融市場の見通しについて、第三者視点で助言を得る。
 持ち株会社にはグループ経営管理室も新設。グループ各社のコンプライアンスや財務の健全性、業務の適切性を管理する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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