ケンコーコムは3月9日、楽天による完全子会社化に伴い、東証マザーズ市場より上場廃止となった。今後は楽天グループの強みを生かし、物流やシステムなどのインフラの効率化をさらに推し進める方針だという。
ケンコーコムが東証マザーズに上場したのは04年。12年には、アマゾンなど大手ECサイトなどとの競争力を高めるため、楽天の子会社となった。創業者の後藤玄利前社長が14年に退社した後は、楽天内の日用品ECサイト「楽天24」を重点事業に据えるなど、楽天主導の経営体制にシフトしていた。
今後は楽天と物流インフラや情報システムの共通化をさらに進め、コスト削減や事業の効率化に努めていく。海外事業においても楽天と連携し、取扱商品の拡充や集客拡大を図りたい考えだ。
ケンコーコム/マザーズ上場廃止/楽天の完全子会社化に伴い
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