本紙はこのほど、訪問販売・ネットワークビジネス(NB)主宰企業を対象に、健康食品の売上高を調査した。23年1月~12月の間に決算期を迎えた企業96社の合計売上高は、3428億5100万円となった。96社中、増収が確認されたのは13社、減収は11社だった。前年調査と比較可能な28社で算出した実質成長率は、0.01%で、横ばいだった。
NBを中心に売り上げの明暗が分かれた。
訪販の健康食品は、顧客の高齢化や健康志向の高まりを受けて需要が拡大している。訪販・NBともに、消費者のニーズを捉える新商品や施策を展開した企業は業績が好調だった。アフターコロナで対面の営業が復活したこともあり、市場環境は整ってきたようだ。
一方、伸び悩む企業も少なくない。例えば、資源高の影響で製品の値上げを実施した企業では、駆け込み需要の反動を受けている。コンプライアンス順守を徹底するための社内整備を進めた結果、一時的に売り上げが落ち込んだ企業もあるようだ。
NBでは、増収と減収で大きく明暗が分かれた。
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【2024年版 訪販健康食品売上高ランキング】 〈成長率は横ばい〉合計売上高3428億円超/好不調の明暗分かれる(2024年3月28日号)
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