楽天カード/ANAと提携/マイレージ付帯のカードを発行

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左から楽天カードの穂坂雅之社長、真矢ミキさん、ANAの志岐隆史取締役執行役員

左から楽天カードの穂坂雅之社長、真矢ミキさん、ANAの志岐隆史取締役執行役員

楽天は2月16日、全日本空輸(ANA)のマイレージカード機能を付帯した「楽天ANAマイレージカード」を発行した。ANAのマイレージカードとの提携により、楽天経済圏の拡大を推し進めていく。
 新カードの会員は「楽天スーパーポイント」か、ANAのマイルのどちらをためるか選べる。決済金額が100円当たり「楽天スーパーポイント」を1ポイント、200円当たりANAのマイルを1マイル付与する。「楽天市場」での買い物で使用すると「楽天スーパーポイント」が2ポイント付与される。
 「楽天ANAマイレージカード」は年1回の決済で、次年度の年会費540円(税込)が無料になる。「楽天ポイントカード」と「楽天Edy」も付帯している点も訴求している。
 15年12月時点で、楽天会員数は約1億600万人、ANAのマイレージ会員数は約2900万人となっている。
 楽天は「楽天市場」「楽天トラベル」など約70サービスを展開している。ポイント施策を強化し、グループ内のサービス利用が循環するように取り組みを広げている。グループを挙げたポイント施策が「楽天市場」の流通額拡大にもつながると期待する。
 同日にANAと共同で開催した会見で、楽天カード(本社東京都)の穂坂雅之社長は「多くの枚数を発行できるように力を入れる。数百万人の規模を目指している。ANAと共同でサービスをより深めたい」と目標を示した。
 ANAの志岐隆史常務取締役執行役員は「楽天とさまざまなサービスを共同で打ち出すことで今後の成長に期待している」と話した。
 会見では女優の真矢ミキさんによるトークセッションも開催。自身も多数のカードを利用しているエピソードを披露し、「楽天カード、楽天Edy、ANAのマイレージカードが一体になると便利」と話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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