シニアライフクリエイト/高知県産のシシトウを使用/形が不ぞろいな物の行き先に(2023年11月09日・16日 合併号)

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 高齢者専門宅配弁当サービスを展開するシニアライフクリエイト(本社東京都、高橋洋社長)が手掛ける「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」は、地産外商の取り組みの一環として、10月31の夕食より「高知県産しし唐のそぼろ味噌和え」の提供をした。
 シシトウは一般家庭よりも外食産業での使用が多く、形の不揃いな物は行き先が少ないことから、シシトウを使用した惣菜の開発を積極的に進めることで、フードロス削減に貢献するとしている。「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」の弁当に1回使用することで、シシトウ約400キログラムの消費につながるようだ。
 商品開発担当者は「シシトウ料理は、シシトウをカットせず、そのまま調理する方法が一般的だが、高齢者が食べやすいように、カットしてから調味することにした。また、シシトウの『辛味』も課題であり、カット方法や合わせる食材、味付けなどを工夫し、何度も試作を繰り返して辛味を抑えた惣菜に調整した」とコメントしている。
 同社は22年4月、高知県と「高知県の地方創生の推進に向けた連携と協力に関する協定」の取り組みの一つである、「土佐FBCとの連携による農産物の機能性を活かした高知県産農産物の高付加価値化の推進」に寄与するため、これまでも高知県産農産物を使用したさまざまな商品を献立に取り入れている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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