プライムダイレクト/TV通販商品を手芸店で販売/専用の商品体験コーナーも設置(2023年10月26日号)

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「暮らしの逸品コーナー」を開設

「暮らしの逸品コーナー」を開設

 テレビ通販のプライムダイレクト(本社愛知県、長野庄吾社長)はこのほど、藤久(本社愛知県)が展開する手芸専門店「クラフトハートトーカイ」の全国20店舗で、「暮らしの逸品コーナー」を開設し、テレビ通販商品の販売を始めた。プライムダイレクトでは、量販店で一部商品の販売実績はあったが、専用のコーナーを設けたリアル店舗で販売するのは今回が初めて。
 親会社のIKホールディングスが7月、藤久の親会社であるジャパンクラフトホールディングスとの業務提携を発表。提携による取り組みの一環として、試験的に販売を始めた。
 従来の店舗を一部改装し、プライムダイレクトの専用の売り場を設けた。店舗では、アパレル用品の「スピードヒート温熱ベスト」、フィットネス用品の「オルビトレックMX」と「Locoxシェイポリン」、日用品の「EcoCa ショッピングカート」、バス用品の「BUBLEOナノバブルシャワーヘッド」などテレビ通販の売れ筋商品を取り扱う。藤久の店舗スタッフに商品研修をオンラインで実施したほか、Q&Aを作り接客している。
 クラフトハートトーカイ会員向けに実施した「手芸とライフスタイルについてのアンケート」の結果によると、趣味の手芸を楽しみながら、肩こりや運動不足に悩みを持つ人が多いことが分かり、通販商品の販売を決めた。
 長野社長は「リアルの顧客との接点を持てることに期待しており、販路拡大につなげる。2カ月で設定した目標を上回れば他の店舗での拡大を検討していく」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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