第5回「全日本訪販ロープレ大会」/過去最多の12社が熱戦

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3位のスマートテックは、ユーモアを交えた軽妙なトークで会場を沸かせた

3位のスマートテックは、ユーモアを交えた軽妙なトークで会場を沸かせた

訪問販売会社が営業スキルを競う「第5回 全日本訪販ロープレ大会」が1月27日に横浜市内で開催された。過去最多の12社が参加し、各社の精鋭がドアツードア訪販やテレアポのロールプレーイング(ロープレ)を披露した。大接戦の末、リフォーム訪販のプレジャーハウス(本社愛知県)が悲願の初優勝を遂げた。

新電力"絡めた提案も
 同大会は訪販会社が互いに切磋琢磨しながら営業力を磨き、業界を盛り上げることを目的として14年1月に始まった。半年ごとに開催されている。
 今大会の会場はヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル。当日は見学企業を含め35社の120人以上が参集した。大会は回を重ねるごとに規模が拡大しており、第5回の参加企業と見学企業は共に過去最多だ。
 ロープレのシチュエーションは参加企業が自由に設定する。ただし、顧客役は断り文句を複数入れるのがルールだ。営業担当者役と顧客役に分かれ、飛び込みの訪販やテレアポなど実践的なシチュエーションでロープレを披露した。制限時間は1社当たり15分間。
 今大会の特徴として、既存客をメンテナンス訪問しながら他の商品を提案する内容が目立った。顧客との信頼関係をベースに訪販を行う昨今のトレンドが表れた格好だ。
 今年4月に始まる電力自由化に絡め、光熱費の見直しを行いながら太陽光発電や蓄電池を提案する営業トークも飛び出した。売れ筋商品のトレンドや消費者ニーズの変遷を的確に捉えた上での営業手法に対し、多くの見学企業から「とても勉強になった」という声が上がった。

続きは「日本流通産業新聞」2月4日号で)

過去最多となる35社の120人以上が参集(ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル)

過去最多となる35社の120人以上が参集(ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル)

悲願の初優勝を果たしたプレジャーハウス

悲願の初優勝を果たしたプレジャーハウス

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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