シニアライフクリエイト/子ども食堂を応援/余った弁当の寄付で(2023年9月21日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
余った弁当や食材を子ども食堂に寄付する「食でこどもを応援するプロジェクト」を開始

余った弁当や食材を子ども食堂に寄付する「食でこどもを応援するプロジェクト」を開始

 シニアライフクリエイトが展開する高齢者専門宅配弁当サービス「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」の加盟店である「宅配クック ワン・ツゥ・スリー静岡桜橋店」は9月4日、店舗で余った弁当や食材を子ども食堂に寄付する「食でこどもを応援するプロジェクト」を開始した。
 開始にあたり、利用を希望する子ども食堂の管理者・運営者に向けた説明会を8月30日に実施した。
 同プロジェクトは、キャンセルなどで余った弁当や食材を子ども食堂に無償で提供することにより、店の食品ロスの解決につながるともに、地域で暮らす子どもの食事を支援する取り組みとして実施する。
 説明会では、弁当や食材の引き渡し方法や、子ども食堂の開催曜日の割り振りなどを確認し、今後のプロジェクト実施に向けて理解を深める場となったようだ。
 静岡桜橋店では、静岡市内の高齢者宅や高齢者施設に毎日の昼夕合わせて約1200食の弁当を届けている。同時に1日あたり10~20食分程度のキャンセル分や、弁当用食材の余剰在庫の廃棄という問題を抱えていたという。今後も、食品ロス削減に加え、高齢者に限らず食事で困っている人に栄養バランスの整った食事を提供できる仕組み作りを支援していく方針だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ