ヤクルト本社 23年4―6月期/「ヤクルト1000」、48・4%増/化粧品事業も増収で着地(2023年8月3日号)

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 ヤクルト本社の23年4―6月期(第1四半期)において、ヤクルトレディ(YL)が扱う宅配専用商品「ヤクルト400シリーズ」の1日あたりの販売本数は、前年同期比16.1%減の210万7000本だった。ヒット商品の機能性表示食品「ヤクルト1000」は前年同期比48.4%増の233万4000本と好調だった。
 宅配チャネルは、乳製品乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」と「ヤクルト400W」について、飲用促進活動を広告展開と連動させながら実施した。また、宅配組織の強化を図るため、ヤクルトレディ(YL)の採用活動および働きやすい環境づくりを推進した。
 化粧品はオリジナル保湿成分「S.E.(シロタエッセンス)」の価値普及活動に重点を置き、内外美容の実現と化粧品愛用者数の増大に努めた。具体的には、基礎化粧品「ラクトデュウ」シリーズから、さらっとうるおう使用感の「ラクトデュウ S.E.ローション1」を4月にリニューアルした。また、高機能基礎化粧品「パラビオ」シリーズ品の継続愛用を促進するためのブランド活性化策を展開した。
 その結果、化粧品事業の売上高は前年同期比8・5%増の19億2700万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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