国土交通省/「トラックGメン」創設/ドライバーの労働条件改善を (2023年7月27日号)

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 国土交通省は7月18日、「物流革新に向けた政策パッケージ」に基づき、同21日に「トラックGメン」を創設することを発表した。「トラックGメン」による調査結果を、荷主企業・元請事業者への「働きかけ」「要請」などに活用していくとしている。
 政府が6月2日に開催した、「我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議」において、「物流革新に向けた政策パッケージ」が取りまとめられた。
 同会議では、トラックドライバーの労働条件を改善することが急務としており、「トラックGメン」を創設し、現状を調査するとしていた。
 国土交通省ではこれまでも、「適正な取引を阻害する行為」を是正するため、荷主企業・元請事業者への「働きかけ」「要請」などを実施してきたが、十分には解消されていなかった。
 7月21日に創設された「トラックGメン」は、荷主などに起因する長時間の荷待ちや、運賃・料金などの不当な据え置きなどがないかを調査していくとしている。
 「トラックGメン」の創設に当たっては、国土交通省の既定定員82人のリソースを最大限活用するとともに、新たに80人を緊急に増員する。計162人体制で業務を遂行するという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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