コープデリ生活協同組合連合会/アップサイクルのスープを発売/キユーピーグループと共同開発(2023年6月15日号)

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「とうもろこしとキャベツのポタージュ」

「とうもろこしとキャベツのポタージュ」

 コープデリ生活協同組合連合会(本部埼玉県、土屋敏夫理事長)は、キユーピーグループのデリア食品(本社東京都)と共同開発した、アップサイクル食品のスープを「コープデリONEDISH」シリーズから、新たに発売する。
 今回発売する商品のうち、「6種野菜のミネストローネ」「とうもろこしとキャベツのポタージュ」「タイ風 チキンとキャベツのココナッツスープ」には、パッケージサラダの製造過程で発生したキャベツの芯を使用した。
 キャベツの芯は、全体の約10%を占め、実は葉部に比べて甘味成分である「アラニン」が多く含まれ、甘味強度の高い糖質「スクロース」が中葉の9倍以上あるという。さらに、キャベツの芯は食物繊維も葉部の約1.5倍だ。キャベツの芯は、加熱するとさらに甘みが感じられるため、スープのような加熱して煮込む製法の商品に適しているという。
 「6種野菜のミネストローネ」「冷製仕立てのかぼちゃのポタージュ」には、ジュース製造過程で発生した、にんじんやりんごのパルプを使用している。それぞれ具材感や素材の味を生かしたスープで、資源の有効活用や食品ロス削減にもつながる商品だという。

キャベツの芯を使用した甘みあるスープに仕上げた

キャベツの芯を使用した甘みあるスープに仕上げた

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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