シニアライフクリエイト/規格外ナス使用の新メニュー/農福連携の応援とフードロス削減に(2023年6月15日号)

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 高齢者専門宅配弁当サービスを展開するシニアライフクリエイト(本社東京都、高橋洋社長)は、6月17日の昼食から、地産外商の取り組みの一環として、「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」にて、規格外のナスを使用した「茄子のトマトソース」の提供を開始する。
 同社は、農福連携の応援や、フードロス削減につながる地産外商の取り組みを行っている。農福連携とは、農業と福祉の連携のことで、障害を持つ人などが農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取り組み。担い手不足や高齢化が進む農業分野で、新たな働き手の確保としても期待されているという。
 この取り組みの中で、高知県と22年に締結した「高知県の地方創生の推進に向けた連携と協力に関する協定」により、これまで高知県産食材を使用した商品を献立に取り入れてきた。
 今回の「茄子のトマトソース」は、農福連携に取り組む、高知県安芸市の「一般社団法人こうち絆ファーム」の契約農家で栽培されているナスを使用した。産地で働く人の収入源につながるとともに、規格外のナスを使用することで、フードロス削減に寄与していく。 「茄子のトマトソース」は、今後も定期的にメニューに取り入れていくという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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