ヤーマン 23年4月期/直販部門14.2%減収/中国好調で全社売り上げは成長(2023年6月15日号)

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 ヤーマンの23年4月期の連結業績における売上高は、前期比5.0%増の429億9600万円となった。伸長の要因としては、海外部門が中国において大きく売り上げを伸ばしたことがあるという。国内各販路も堅調な売り上げとなったとしている。インフォマーシャルや雑誌、新聞、ウェブなどを用いた個人顧客への販売を行う「直販部門」の売り上げは、前期比14.2%減の99億2200万円となった。
 23年4月期の同社の全社売り上げの内、23%が「直販部門」だった。化粧品などのリピート商材の強化への投資を重点的に継続したという。
 テレビによる通信販売事業者を経由した個人顧客への販売や、カタログ通販会社向けの販売、インターネット専売業者向けの販売からなる「通販部門」の売り上げは、同28.1%増の66億6600万円となった。
 中国・米国などの海外の、通販事業者や卸売事業者、個人顧客などへの販売を行う「海外部門」の売り上げは、中国国内市場が引き続き好調に推移したことから好調だった。売上高は同23.2%増の178億9400万円となった。
 同社の売り上げの内、42%を「海外部門」が占めている。
 23年4月期中に開催された中国ECの大型セールイベント「独身の日」では、「天猫」でのW11の累計の販売実績が1億人民元(1元=19円で計算すると19億円)以上だったと発表した。1億人民元を超えたのは、5年連続。ライブコマースを中心に展開したという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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