Ａｍａｚｏｎ／２カ所の物流拠点を新設／「３０００人以上の雇用創出を」（2023年6月8日号）

　Ａｍａｚｏｎは６月１日、千葉県千葉市と埼玉県狭山市に、物流拠点であるフルフィルメントセンター（ＦＣ）を新設することを発表した。２拠点の延床面積は、合計で約２０万平方メートルとなる。２拠点の新設後の、国内のＦＣの数は合計で２５カ所以上だという。
　千葉県に開設する「Ａｍａｚｏｎ千葉みなとＦＣ」は、ロボットが商品棚を持ち上げて移動する「アマゾンロボティクス」の導入拠点としては、国内最大となる見込みだ。ロボットが専用の商品棚を移動させ、業務をアシストするのだという。より短時間での棚入れや棚出しが可能になるとしている。
　埼玉県の「Ａｍａｚｏｎ狭山広瀬台ＦＣ」は、ファッション関連の商品を専門に取り扱う物流拠点となる。ファッション商品特有の、保管や梱包などのニーズに対応した設計になっているという。
　アマゾンジャパンのジャパンオペレーションの島谷恒平代表は、「新たな物流拠点を２カ所開設できることを大変うれしく思う。今回の拠点新設で、３０００人以上の雇用機会を創出し、各地の地域経済に貢献できると考えている」と話している。
　２拠点の稼働開始は、２３年８月を予定している。