オーシャンシステム 23年3月期/ミールキット、減収傾向に/コロナ禍の反動が顕著(2023年5月25日号)

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 オーシャンシステムの23年3月期における食材宅配事業の業績は、売上高が前期比3.2%減の45億4400万円、営業利益は同51.5%減の8700万円だった。
 FC別の売上高は、ヨシケイ新潟が前期比2.1%減の33億2600万円、ヨシケイ群馬は同10.0%減の5億9300万円、ヨシケイ北海道は同0.9%減の6億4600万円だった。
 食材宅配事業は、顧客情報を可視化するツールを全営業所に導入。効率的な配達コースの編成と新規顧客開拓を行い、地域別・世代別の人口比率を検証し、そのエリアの特徴を重視しながら営業活動を展開してきた。また、配達コースごとの問題を検証と分析を行い、利用継続率の改善に取り組んだ。
 しかし、外食需要の回復に伴い新規顧客の獲得は伸び悩みが顕著なほか、ミールキット売り上げは、コロナ禍前に10年程度続いていた漸減傾向に戻ってきたという。「消費者の生活習慣の変化に加え、営業社員(配達員)の確保が難しく、営業力が低下し続けていることが要因」(IR)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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