日本トリム 23年3月期/過去最高売上高を記録/整水器の職域販売は前期比15%増(2023年5月25日号)

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 電解水素水整水器の職域販売を展開する日本トリムの23年3月期の売上高は、前期比10.3%増の179億5100万円だった。過去最高の売上高を記録したとしている。整水器の職域販売の売上高は、前期比15.0%増の39億5900万円となった。健康経営を標榜する企業に整水器を一括導入する社数が、1531社となるなど、好調に推移した。
 日本トリムの23年3月期の営業利益は、前期比19.0%増の23億7800万円となった。電解水素水整水器の職域販売を含むウォーターヘルスケア事業の売上高は同9.0%増の156億6500万円、セグメント利益は、同16.9%増の21億3000万円だった。
 23年1月以降は、新型コロナが収束に向かう中で、職域販売のセミナー数が回復傾向にある。
 23年3月期中は健康経営を標榜する企業の営業所への整水器の設置が好調に推移した。スポーツチームを通じた整水器の販売事業も順調に拡大。整水器販売事業の増収に寄与したという。
 23年3月期中に職域販売部門の営業力強化にも取り組んだとしている。営業人材の採用の強化や、営業トークのブラッシュアップなどを実施した。23年6月までに、職域販売部門での整水器の月間販売台数5000台の達成を目指しているという。取付紹介販売部門では6月までに、同1700台の達成を目指しているとしている。
 日本トリムでは、24年3月期の売上高が、前期比10.3%増の198億円になると見込んでいる。
 整水器販売の売上高としては、前期比8.5%増の86億7000万円を目指すとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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