ダスキン 23年3月期/家庭訪販事業は0.2%増収/ロボットクリーナーの売上が寄与(2023年5月18日号)

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 ダスキンの23年3月期における訪販グループの業績は、ケアサービス事業(役務提供サービス)が前期並みで着地したものの、主力のクリーンサービス事業で増収したほか、レントオール事業(日用品・イベント用品などのレンタル)、ヘルスレント事業(介護用品・福祉用具のレンタルと販売)などその他の事業も増収だったことから、売上高は前期比1.3%増の1084億6900万円となった。しかし、原価、経費ともに増加したことから、営業利益は同23.0%減の81億1400万円となった。
 家庭向け商品は、リニューアルした「ロボットクリーナーSiRo」の売り上げが寄与したほか、「おそうじベーシック3」の売り上げが増加した。その結果、家庭向け全体では前期比0.2%増となった。
 商品別では、「おそうじベーシック3」、「LaLa(ララ)」、「shushu(シュシュ)」「スタイルクリーナー」のセットの売り上げが2.9%増だった。「床用モップ」は1・0%減の95億6800万円、「ハンディモップ」は2.6%減の32億8700万円だった。「除菌関連商品」の売上高は40.6%減の1億200万円と大きく減収した。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が前期比2・4%増、「家庭用フィルター」は同0.8%減だった。「家庭用空気清浄機」は前期比29.0%減だったものの、計画と比べて2.5倍だった。「浴室用浄水シャワー」の売り上げは同4.3%減の3億2400万円だった。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同4.8%減だった。
 ウェブ会員サイト「DDuet(ディー・デュエット)」の会員数は前年同期に比べ7.6%多い150万8000人に増加した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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