ヤマダホールディングス 23年3月期/店舗連携でEC15%増/EC売上高は推定1650億円(2023年5月11日号)

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 ヤマダホールディングスの23年3月期におけるEC売上高は、前期比15%の増収だった。EC売上高は本紙推定で1650億円。自社ECサイト「ヤマダウェブコム」の刷新や、駐車場で受け取れる「カーブサイドピックアップ」など、実店舗での商品受け取りの利便性を向上させたことなどが増収の要因になったとみられる。
 同社では近年、ウェブと実店舗の融合を目指す、「Web.com(ウェブコム)店」の出店を強化している。ECで購入した商品を、実店舗に設置されたロッカーで24時間受け取れる「ヤマダピックアップ」や、ECで購入した商品を実店舗の駐車場で受け取れる「カーブサイドピックアップ」などに対応した店舗を増やしている。
 経営企画室兼サステナビリティ推進室執行役員室長の清村浩一氏は、「物流の問題が懸念される中、『ECの商品の受け取り方』というのは今後の課題になってくると考えている」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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