健康食品のネットワークビジネス(NB)を展開するシー・エム・シー(本社東京都、三浦竜介社長)は、今冬の戦略として、初の季節商品の投入と冬のキャンペーンの二つを柱に据えている。16年3月の決算を目前に弾みをつけたい構えだ。
約2年ぶりとなる新商品「生源Ex(イーエックス)」(税込み希望小売価格2万8080円)は、乳酸菌生産物質をベースにシソの実やショウガ、白ナタ豆など八つの植物成分を配合した。スティック状に梱包されおり、1日4本飲むことを勧めている。
「生源Ex」は同社初となる季節商品で、花粉が飛び交う季節に先駆けて投入した。同商品の投入で、「生源」シリーズは10種類となる。
同社によると「季節商品は時期を過ぎると売れなくなるため、発売を検討しても実際に踏み切れなかった経緯がある」(鈴木茂隆企画室長)と言う。しかし、今年の2~4月にかけて、同商品のモニターを120人で実施したところ、通年でも効果が期待できると判断。同社のレギュラー商品「生源」ブランドとして発売することを決めた。
同商品の発売日は11月21日。売れ行きについては、「チラシなどで春を前面に押し出して宣伝しており、時期的な要因なのか想定していたよりも出足は鈍い」(同社)という。しかし、同社は花粉やほこり、ちりなどに悩む人は多いと考えおり、商品力で今後の定番商品に成長できるとみている。
続きは「日本流通産業新聞」12月10日・17日の合併号で)
シー・エム・シー/今冬戦略で新商品投入/キャンペーンも同時に開始
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