ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するZOZO(ゾゾ)の22年4―12月期(第3四半期)の商品取扱高は前年同期比8.3%増の4064億9700万円だった。セールイベントの強化やコスメカテゴリーの取り扱い品目の拡充が、商品取扱高の増加に寄与した。
22年の5月、9月、11月にセールイベント「ZOZOWEEK(ゾゾウィーク)」を実施した。9月のセール開始期間にはテレビCMを放送し、集客を強化した。
コスメ専門サイト「ZOZOCOSME(ゾゾコスメ)」を強化しており、22年12月末時点の取り扱いブランド数は700以上に拡大している。今後も、商品取扱高拡大のために新規ブランドの出店誘致を進めていく。
グループのECモール「ヤフーショッピング」における商品取扱高は、同13.0%増の356億6800万円だった。ヤフーの販促施策により、顧客獲得が順調に推移している。
BtoB事業の商品取扱高は同42.0%減の118億5500万円だった。前第4四半期に商品取扱高の多くを占めるブランドの支援撤退があり、大幅な減少となっている。
23年3月期の商品取扱高は、前期比6.9%増の5438億円を目標にしている。
ZOZO 22年4―12月期/商品取扱高8.3%増/セールとコスメの強化が奏功(2023年2月2日号)
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