シルバーライフ/第1四半期、12.4%増に/高齢者人口の増加で市場拡大(2023年1月12日新年特大号)

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 高齢者向け配食サービスを手掛けるシルバーライフの22年8―10月期(第1四半期)は、高齢者人口の増加を背景に市場が拡大していることから、売上高は前年同期比12.4%増の30億1500万円となった。
 セグメント別売上高は、「FC加盟店」が同10.5%増の21億7800万円。FC数は「まごころ弁当」が5店舗減、「配食のふれ愛」は13店舗減、「宅食ライフ」は6店舗増加して、全978店となった。同セグメントの売上が全体の売り上げに貢献しているという。
 高齢者施設向け食材販売の売上高は、同5.5%増の3億2200万円。チルド食材の「まごころ食材サービス」と冷凍食材の「こだわりシェフ」を展開している。「こだわりシェフ」においては、積極的に営業を強化したという。冷凍食品の需要増も相まって、前年同期と比べて2倍以上の割合となり、全体の42.6%を占めるまでに成長した。
 直販の売上高は同26.4%増の5億1400万円だった。直販は、積極的な販売促進活動や広告宣伝費の効果的な活用のための取り組みを行った結果、定期顧客が増加した。OEM販売は、既存取引先および新規取引先の増加により、売り上げが増加したという。
 1月5日に、冷凍弁当の新ブランド「きくばりべんとう」の販売を開始した。
 高齢者に限らず、一般向けに販売する。管理栄養士と医師が監修した、栄養バランスに特化した商品を展開している。高齢者向けとは異なり、ボリューミーで食べ応えにもこだわっているという。一般向けということもあり、ネット広告を中心に認知を拡大させていく方針だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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