らでぃっしゅぼーや/大地を守る会 中間期で減収決算に/コロナ禍前との比較は増収(2022年11月24日号)

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 オイシックス・ラ・大地は、グループ傘下の食品宅配ブランド、大地を守る会と、らでぃっしゅぼーやの22年4―9月期(中間期)業績を公表した。
 大地を守る会の売上高は、前年同期比7%減の61億4000万円、営業利益は同10%減の11億8000万円だった。
 定期会員数は、同3.0%減の4万4092人。新規顧客の獲得に向けた商品やサービス作りを優先したものの、会員数は第1四半期末と比べ若干増加した。会員1人当たりの月間購入金額は、前年同期よりも5.0%低い2万2192円だった。外出機会の増加などで段階的に低下しているものの、コロナ禍前の20年3月期と比べて5%上回った。
 らでぃっしゅぼーやの売上高は前年同期比4%減の83億7000万円、営業利益は同1%減の11億2000万円だった。定期会員数は、前年同期と比べ横ばいの6万6230人だった。解約率が段階的に低下したことで1000人が純増した。
 会員1人当たりの月間購入金額は同6%減の1万8461円。3月に実施した送料改定の影響を受けて購買頻度は低下したものの、高単価を維持した。20年3月期と比べて3%増加した。
 らでぃっしゅぼーやが販売する規格外の農産・水産品を販売する「ふぞろいらでぃっしゅ」は定期会員の約7割超が利用するなど、フードロス削減型の利用者が順調に増えた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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