ヤクルト本社/ヤクルト1000の生産を増強/千葉の製造工場を移転(2022年11月17日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ヤクルト本社は、子会社の「株式会社千葉ヤクルト工場」を移転し、新工場を建設して、機能性表示食品「ヤクルト1000」「ヤクルトY1000」の生産を強化する。
 千葉ヤクルト工場(千葉県四街道市)は、1969年に操業を開始した。建物などの老朽化に加え、敷地面積などの制約という課題があった。CO2排出量の削減、プラスチック資源循環の積極的な推進などの環境規制の厳格化に対応するため、「ちばリサーチパーク」内に移転し、将来に向けた次世代型工場(モデル工場)として新たな工場を建設することを決めた。
 「ヤクルト」類の製造・生産能力の増強に加え、将来に向けた増設スペースも確保しており、今後の環境容器戦略や新商品戦略に対し、フレキシブル、かつスピーディーな生産体制の構築が可能となる。
 太陽光パネルを設置したり、再生可能エネルギー電力の採用、物流面での効率化によるCO2排出量の削減と抑制を図る。洗浄工程での再生水の活用などにより、使用する用水量の削減を見込む。
 さらに、AI技術やIoT技術を積極的に導入することで、生産効率や労働環境の向上を図り、グループの次世代型スマート工場を実現するという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ