らでぃっしゅぼーや/循環型のサービス提供開始/不要な食器や生ごみを回収(2022年10月20日号)

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「ぐるぐるRadish」を開始

「ぐるぐるRadish」を開始

 オイシックス・ラ・大地の食品宅配「らでぃっしゅぼーや」は10月17日、消費時の「捨てる」を減らし「生かす」に変える、サーキュラーエコノミー推進プロジェクト「ぐるぐるRadish」を開始した。自社配送便の強みを生かし、不要な食器を回収したり、生ごみを回収して、再度活用する取り組みを推進する。
 「ぐるぐるRadish」は、「らでぃっしゅぼーや」の循環型の経済概念を表す「サーキュラーエコノミー」を推進するプロジェクト。
 不要になった食器を回収し、新たな食器の製造に活用する、循環サービスを開始する。そのほか自社配送の仕組みを活用して、乾燥させた家庭の生ごみや不要となった衣類を回収し、それぞれ再度活用する仕組みを推進する。
 「食器の循環サービス」は、らでぃっしゅぼーやと美濃焼産地である岐阜県の有志企業が集った「GL21」が協力する。不要になった食器を顧客から回収、それを粉砕して再生陶土の一部(約2割)に使用し、新たな食器製造に活用する。これにより、枯渇性消費資源である陶土の持続的な利用を目指す。
 また、陶磁器は自然分解されにくく、ごみの埋立地を圧迫する要因にもなっていることから、ごみ問題解決の一助にもつながるという。

食器の循環サービスの仕組み

食器の循環サービスの仕組み

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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