アイビー化粧品/育毛剤を中国で展開へ/静電波機器メーカーDENBAと業務提携(2022年9月22日号)

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 化粧品訪販のアイビー化粧品は9月13日、静電波による食品の鮮度保持機器の開発などを行うDENBAと業務提携すると発表した。DENBAの持つ中国・台湾のネットワークを生かし、アイビー化粧品が開発した育毛剤の海外での展開を行っていくとしている。
 アイビー化粧品は28年までに、育毛剤の販売において、10万人の顧客を獲得し、年間100万本を出荷するビジネスに成長させるとしている。
 アイビー化粧品は6月、医薬部外品の育毛剤「薬用スカルプケア ステムシグナル」を発売した。DENBAの提携においては、同商品の、「中国・台湾での、小売店販売における拡販」や「通販」などを委託する形だ。業務提携事業は23年5月に開始するとしている。
 アイビー化粧品によると、DENBAは、中国などとのつながりが深いという。国内大手商社から出資を受けており、商社機能も持っているとしている。
 DENBAのネットワークを使うことで、多くの小売販売店への拡販を図ることができるという。
 育毛剤「ステムセルシグナル」は、アイビー化粧品が発明した「JAK阻害剤」を配合している。「JAK阻害剤」は3月、「関節リウマチやアトピー性皮膚炎をはじめとするJAKが発症や憎悪に関係する疾患の予防や治療に有用な、天然由来のJAK素材を提供することができる点において、産業上の利用可能性を有する」という内容で、特許を取得している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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