ポーラ 22年1-6月期/委託販売売上高13.9%減/通期で売上高10%減の見込み(2022年8月4日号)

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 化粧品訪販最大手のポーラの22年1-6月期(中間期)の委託販売チャネルの売上高は、前年同期比13.9%減の304億5700万円だった。新規顧客の獲得数が前年を下回る状況が継続したことが、減収の主な要因だとしている。22年12月期の通期業績における、委託販売チャネルの売上高は前期比10%の減収となる見込みだとしている。
 ポーラでは、委託販売チャネルの減収について、新規顧客の獲得状況が低迷し、購入歴の浅い顧客数が減少したことが影響したとみている。既存顧客のリピート率はコロナ禍前と同等の水準で推移しているが、顧客の積み上がりが減少しているのだという。
 一方で、購入頻度が高い顧客の数は、前年同期を上回っているという。顧客数も、22年3月に底を打ってからは、徐々に回復傾向となっているとしている。
 今後、各サロンが、インスタグラムやLINEなどを通じて行う情報発信を強化する方針。顧客リストの活用や、リアルイベントでの販促を通じて、顧客の来店を促していくとしている。
 高級ライン「B・A」シリーズの新商品を発売し、新規顧客の獲得やクロスセルにつなげていくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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