ヤフー/運営2モールを一本化/10月、「Yショッピング」に統合(2022年7月7日号)

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 ヤフー(本社東京都、小澤隆生代表)は7月6日、運営する「ヤフーショッピング」「PayPay(ペイペイ)モール」両ECモールを10月に統合すると発表した。両モールを統合した新生「ヤフーショッピング」にECモールを一本化し、競争力の向上を図っていく。
 10月に、両モールを統合・リニューアルした新生「ヤフーショッピング」の提供を開始する。「ヤフーショッピング」の商品数、「PayPayモール」の機能性といった既存2モールの強みを掛け合わせ、「シンプルで探しやすく、安全・安心で便利なお買い物体験」を提供するショッピングモールへと変革を進めていく。
 両モールを統合するにあたり、より消費者への認知度が高い「ヤフー」の屋号を統合後のECモールの名称として採用した。
 ECモールの統合について、ヤフーの畑中基執行役員・コマースグループショッピング統括本部長は、「新生『ヤフーショッピング』では、よりシンプルに、より分かりやすく、すべてのお客さまに『!』なお買い物体験を提供していく。また、配送やストア評価、お客さまからの問い合わせ対応が優れ、お客さまから支持されている優秀なストアがよりユーザーの目に触れ、より良い購買体験が実現できるように努めていく」とコメントした。
 刷新後のモールでは既存の「ヤフーショッピング」同様、初期費用・月額固定費、売り上げロイヤルティーを無料でサービスを出店者に提供していくとしている。
 「PayPayモール」は19年10月、独自の出店基準を満たした「ヤフーショッピング」の上位ECモールとしてサービスを開始。優良店舗が集まるプレミアムモールとして成果を得た一方、機能やキャンペーンの差異によるユーザーの分散といった課題も生じていた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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