アクアクララ 22年3月期/売上高は0.9%増の78億円/催事販売での新規顧客獲得進む(2022年6月23日号)

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 リターナブル方式で水宅配事業を展開するアクアクララ(本社東京都、赤津裕次郎社長)の22年3月期の売上高は、前期比0.9%増の78億円となった。コロナ禍で在宅率が高まり、顧客1件当たりの水の消費量が増加したことが影響した。加盟店の催事販売における顧客獲得が進んだことも増収の要因となった。
 アクアクララでは20年から、顧客一人当たりの水ボトルの消費量が増加しているという。21年も継続的に消費量が高水準のまま推移したという。
 アクアクララでは、本部に催事販売を専門的に行うチームを置いており、全国に86カ所ある加盟店に対して、ノウハウを提供している。約2年前からは、催事販売を積極的に行うよう指導しているという。
 21年は、加盟店が独自に催事販売を行う日数などを増やし、新規顧客の獲得を増やしたとしている。
 アクアクララでは22年以降、催事販売による新規獲得のアクセルをさらに強く踏む考えだ。SDGsの機運の高まりを追い風に、信頼感の向上を目指す施策も強化する。具体的には、ボトルを回収して再利用する「リターナブル方式」の水宅配企業であることをPRしていくという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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