横浜の宣伝講習販売が倒産/負債総額は約3200万円(2022年6月2日・9日合併号)

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 神奈川県内で固定店舗を運営し、宣伝講習販売を手掛けていたウエルネスハウス(本社神奈川県、鳥沢茂也社長)は5月12日、横浜地裁から破産開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は約3200万円。
 クロレラやコラーゲンなど自然・健康食品を扱う卸売業者として営業展開。05年12月に小売部門として宣伝講習販売を手掛ける「手造り農場」を設立し、営業基盤の確立に努めてきた。
 しかし、同業他社との競争が年々激化し、09年8月期は売上高1億9600万円に対して当期純損失674万円を計上、3598万円の債務超過に陥っていた。
 その後も業況は改善せず、16年8月期以降の売上高は1億円を下回り、欠損計上していた。
 さらに20年以降は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「手造り農場」を含め、卸先の営業環境が悪化。この影響から業績不振に拍車がかかり、事業継続を断念したとみられる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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