アサンテ/25年3月期、売上高159億円へ/中期計画に新規事業所開設など盛り込む(2022年5月19日号)

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 白アリ防除施工の訪販を手掛けるアサンテはこのほど、25年3月期を最終年度とした中期経営計画において、売上高159億円を目指す方針を掲げた。新型コロナが中期的に収束に向かうことや、在宅時間の増加によって、住宅のメンテナンス意識が高まると同社ではみており、市場の拡大が見込めるとしている。営業マン一人当たりの売上高を10%高めることや、営業所を新規エリアに毎年1カ所以上開設していくことなどを、具体的な目標として掲げた。
 アサンテでは、中期経営方針として(1)営業力の強化と収益性の向上(2)優秀な人材の増強(3)社会課題解決に向けた取り組みの推進─を掲げた。
 「営業力の強化と収益性の向上」を目指す、具体的な取り組みとしては、営業エリアの拡大や提携先の拡大を挙げている。22年4月には高知県に四万十営業所を開設した。地域の農協と提携し、農協の顧客宅に対して同行営業を行うことにより、新規顧客開拓を図っていくとしている。今後、西日本への営業エリア開拓を進めるとしている。農協以外の提携先の拡大も図るとしている。
 「優秀な人材の増強」については、採用の強化や研修などの教育の充実を図っていくという。女性の営業人材の積極採用も行っていく考えだ。25年3月期には、営業人材を、現在よりも63人多い、1095人にすることを目標に掲げている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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