経済産業省/サイバー攻撃に注意喚起/ウクライナ情勢踏まえ (2022年3月3日号)

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 経済産業省は2月23日、サイバーセキュリティー対策の強化について注意喚起を行った。注意喚起は3月1日にも追加で行われた。2月28日には、トヨタ自動車の取引先の部品メーカーでシステム障害が発生。サイバー攻撃を受けたとみられている。
 経産省では、「現在のロシア・ウクライナの情勢を踏まえ、サイバー攻撃の認識を深めるとともに、セキュリティー対策を実施するよう促すことにした」(サイバーセキュリティ課)と話している。
 経産省はリスク軽減の措置として、(1)パスワードが単純でないかの確認や、アクセス権限の確認などにより本人認証を強化すること(2)情報資産の保有状況を把握し、インターネットとの接続を制御する装置のセキュリティーパッチを最新にする(3)メールの添付ファイルを不用意に開かない─といったことを挙げている。
 早期検知のために、各種ログを確認することも推奨している。データ消失に備え、バックアップを実施したり、復旧手順を確認するなど、対内・対外対応を今一度確認するよう呼びかけている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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