富士山の銘水/年間出荷目標10万台/浄水型サーバーの新機種投入 (2022年3月3日号)

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新機種「every frecious tall」

新機種「every frecious tall」

 「フレシャス」ブランドで水宅配事業を展開する富士山の銘水(本社山梨県、粟井英朗社長)は3月1日、浄水型のウォーターサーバーの新機種「every frecious tall(エブリフレシャストール、以下トール)」の申し込み受け付けを開始した。年間出荷台数の目標として10万台を掲げている。同社は21年4月に、浄水型サーバーの「エブリフレシャス mini(以下ミニ)」の提供を開始し、1年弱で10万人の顧客を獲得した。
 「トール」は、「ミニ」の開発コンセプトを踏襲している。宅配水のサービスでは通常、水ボトルをサーバーに設置する必要があるが、「エブリフレシャス」シリーズでは、水道水をくんで、浄水して飲めるため、水ボトルの設置が不要。いつでも気軽に、安心・安全なおいしい水を飲めるとしている。
 「トール」は、冷水から常温、温水まで6段階の温度設定が可能。夜間の電気の使用を抑える「スリープ」機能も搭載している。UV―LEDと、高性能フィルターを搭載しており、衛生面にも優れているという。
 18年に同社のウォーターサーバーがキッズデザイン賞を受賞した際のデザインを採用している。操作板が高い位置に設置されており、子供の誤操作による事故を未然に防げる仕様になっているという。
 「トール」のレンタルの料金は月額税込3300円。浄水用のカートリッジが6ヵ月に1回配送される。
 同社の粟井社長は、「新型コロナの影響で宅配水を継続できないというお客さまがいることを踏まえて、より気軽に使ってもらえる浄水型サーバーを開発した。昨年『ミニ』の提供を開始したところ、1年弱で10万台を出荷し、大変好評だった。今回はその第2弾。『エブリフレシャス』シリーズを、30万人のお客さまへ提供することを目指す」と話した。
 3月1日に開催された新商品発表会には、「エブリフレシャス」ブランドのブランドアンバサダーとして起用された、女優の木南晴夏が登場。料理好きやパン好きとしても知られるという木南が、自宅で浄水サーバーを使って水を飲むライフスタイルについて話した。

新商品発表会の様子

新商品発表会の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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