会員制の食品宅配事業「エムアイデリ」を展開する、三越伊勢丹フードサービス(本社東京都、内田貴之社長)は、既存会員の自宅訪問を本格化させている。購入頻度の高い会員を対象に、専属の営業社員が訪問して対面で、継続利用を促すことで売り上げ拡大につなげる。4月から始めた70歳以上のシニアをターゲットにした、外商によるアプローチと併せ、対面営業で囲い込みを急ぐ。
新たな部署として「CRMグループ」を新設した。上得意客を対象に、電話によるアプローチや、訪問営業を行う。
同社では、電話などで注文を受け付けたのち、商品の配送を運送会社に委託しているため、対面で会員の声を聞く機会がなかった。課題を解決する手段として、訪問営業を生かす。
(続きは「日本流通産業新聞」9月10日号で)
三越伊勢丹フードサービス/社員による訪問営業を本格化/既存顧客対象に継続利用促す
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