YU―WACreationHoldings/和装事業は7.9%増に/展示会販売、29%増と好調 (2022年2月17日号)

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 YU―WACreationHoldings(旧京都きもの友禅)の21年4―12月期(第3四半期)の「和装店舗運営事業」の売上高は、前年同期比7.9%増の60億1700万円だった。
 「振袖」販売とレンタルは、緊急事態宣言が長期化したほか、集客のデジタルシフトによる効果が十分に出せなかった。夏の繁忙期における集客には苦戦したものの、10月以降の販促キャンペーンによる来店者数増加により、受注高は前年同期比3.2%増になった。また、既存顧客を対象とした「一般呉服」などの受注高は、感染拡大防止に努めながら積極的に催事を行い、堅調に推移したため、前年同期比29.1%増となった。
 売上総利益率は、収益認識会計基準等の適用を加味した結果、前年同期と比べ0.4ポイント改善し62.9%となった。販管費は、中期計画策定のもと前期に引き続き構造改革を促進。特に広告宣伝費比率を引き下げつつ、売上高を確保していく体制への変更を進めた。増収したものの、前年同期は臨時休業期間中に発生した費用(人件費、店舗家賃、催事中止費用等)を特別損失として計上していたこともあり、対売上高比は3.5ポイント上昇した。この結果、和装店舗運営事業の営業利益は同24.8%減の4億3300万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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