エクスプライス/DCMの完全子会社に/ホームセンター大手と資本提携 (2022年2月17日号)

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 家電ECのエクスプライス(本社東京都、稲積憲代表)は2月10日、ホームセンター大手のDCMホールディングス(DCMHD)と資本業務提携を行ったと発表した。全株式の取得を受けDCMHDの完全子会社となる。全国に実店舗を構えるDCMグループ内で連携を進め、事業成長の加速を図っていく。
 投資ファンドのサンライズ・キャピタルが保有していたエクスプライスの全株式50万4000株を、DCMHDが取得する。取得価額は非公開。株式譲渡日は3月24日を予定している。
 エクスプライスは提携によるシナジーとして、(1)リアル店舗の活用や相互送客(2)非家電領域の品ぞろえ拡充(3)物流の効率化(4)信用力向上(5)資金力の強化─などを挙げる。
 子会社化後もエクスプライスの組織体制に変更はなく、家電の仕入れや販売は独立して行う。
 DCMHDは全国に800超の実店舗を展開するホームセンター大手。エクスプライスのEC運営ノウハウを活用し、グループのデジタル化を推進していく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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