ダスキン 21年4―12月期/家庭訪販は1.8%減/訪販グループは増収に (2022年2月10日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ダスキンの21年4―12月期(第3四半期)における訪販グループの業績は、クリーンサービス事業がコロナ禍の影響で減収となったものの、レントオール事業やケアサービス事業が増収となり、売上高は前年同期比1.9%増の820億8600万円、営業利益は同13.2%増の99億8500万円だった。家庭訪販事業は同1.8%減だった。
 訪販グループにおいては、基幹商品であるモップやマットへの除菌、抗菌、抗ウイルスなどの衛生性能付加やコロナワクチン接種会場での「イベント衛生サービス」の提供に注力した。
 主力のクリーンサービス事業は、家庭向け、事業所向けとも売り上げは減少した。家庭向け商品は、前期末からの販売促進活動で、新規顧客の獲得件数は増加し、解約件数は減少したものの、依然として解約が新規を上回っており、主力商品であるモップ商品の売り上げが減少した。
 商品別では、「おそうじベーシック3」、フロアモップ「LaLa(ララ)」、ハンディモップ「shushu(シュシュ)」「スタイルクリーナー」のセットの売り上げは同2.3%増となった。「床用モップ」は同1.8%減の74億200万円、「ハンディモップ」は同2・8%減の25億8000万円だった。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が同12.3%増と好調だったが、「家庭用空気清浄機」は同15.9%減、「家庭用フィルター」が同1.2%減だった。また、「浴室用浄水シャワー」の売上高は同12.3%減の2億6500万円だった。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は同3.6%増だった。
 ウェブ会員サイト「DDuet(ディー・デュエット)」の会員数は前年同期に比べ16.2%多い137万6000人に増加した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ